モノミヤグラ

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【ライブレポ】SNOW MIKU LIVE! 2019 2/9(1日目昼公演)@Zepp Sapporo

今回で3回目となる地元札幌での雪ミクライブ、1日目の昼公演に参加しました!

僕の身長が165しかないのでミク達はほとんど目視できませんでしたが、それでも「最高!」と胸を張って言えるような圧巻の内容でした。

 

いろんな視点から今回のライブの感想をズラッと書いていきたいのですが、自分が目視できなかったという事実を踏まえると書く事は必然的に限られてきます。なので、ライブ全体の流れの中からいくつか注目すべきポイントに絞りながら感想やら意見やらを述べていきたいと思います。

 

 

セットリスト

(/の右側は2日目披露曲)

1 テオ

2 愛の詩

3 ローリンガール

4 こちら、幸福安全委員会です。

5 ステラ


6 炉心融解/スイートマジック

7 右肩の蝶/Fire◎Flower

8 劣等上等

9 ピアノ×フォルテ×スキャンダル

10 Pane dhiria/スノーマン


11 Packaged/Yellow

12 アンノウン・マザーグース

13 なりすましゲンガー

14 Birthday


15 No Logic/Hello,Worker

16 Leia

17 それがあなたの幸せとしても


Band member Introduction

18 Satisfaction

19 ODDS&ENDS/ワールドイズマイン

20 好き! 雪! 本気マジック

21 Snow fairy story

22 四角い地球を丸くする


Encore

23 雪がとける前に

24 スターナイトスノウ

25 アイ

 

以上が今回のセットリストです。序盤と終盤がマジカルミライ顔負けの新曲ラッシュで驚きました。正直ルカを除く4人の扱いが大分不遇だなぁとは思ったのですが、これ以上披露回数が少ない曲を入れてしまうと逆にマジカルミライに参加したファンにも気の毒な部分はあるので納得の選曲だったのかなと思います。

日替わり楽曲も去年より増えているみたいですが、僕は1日目のみの参加なので今回はこちらをメインにレポートしていきます。

 

 

テオ〜ステラ

普段大人しい道民も思わず大歓声を上げてしまう激アツの開幕でした。『テオ』『安心委員会』は以前からライブでやってほしいという声をネットでしょっちゅう見かけていたので嬉しい限りです。

この序盤5曲はSEGAのFモデルではなく、クリプトンモデルでの披露でした。昨年の雪ミクライブで使用された際には「不自然」「不気味」などと言われる事もありましたが多少は改善されていたのでしょうか。ボードが見えなかったので何とも言えませんが。そして初披露曲『ステラ』では雪ミクのマスコットキャラ『ユキネ』も登場。

 

炉心融解〜Pane dhiria

鏡音、カイメイパート。ここからは全てFモデル、ミクパモデルだったと思います。古き良き楽曲が並ぶ中、異彩を放っていたのはやはり『劣等上等』。前回のマジカルミライで初披露されましたが、Zeppは1階がスタンディングなのでよりクラブ感が増していました。コールも合わせやすいので比較的ライブハウス向けな曲かもしれません。

 

Packaged〜Birthday

ボカロらしい無機質さがあるからこそ曲に込められた感情がより際立つ、そんな4曲が立て続けに披露されました。特に『Birthday』は歌詞もモニターの映像も綺麗で心に来るものがありましたね。

 

No Logic〜それがあなたの幸せとしても

今年で10周年を迎えるルカのパート。今風に言うなら「エモい」3曲でした。とことんエモい。MIKU EXPO 2018で初披露された『それがあなたの〜』は初めて最後まで聴いたのですが、ただただ曲のパワーに圧倒されていました。世界観が強烈な曲や、切ないけどどこか芯の強さを感じるような曲とここまで相性の良いボカロは他に存在しないと思います。もっとルカを使うボカロPが現れてほしい…。

 

メンバー紹介〜ODDS&ENDS

daniwellPの『Nyanyanya〜』に合わせてメンバー紹介。雪ミクライブとしては新しくクロエさんがベースに加わりましたが、所々ギターやキーボードに負けない程の音圧で弾いていたのが驚きでした。

そして個人的にずっと生で聴きたかった『Satisfaction』へ。ド陰キャのクセに何故かこういう曲好きなんですよねぇ…。ゴリゴリのEDMと生バンドが組み合わさるのがライブの面白い所です。

『ODDS&ENDS』は本当に名曲なんですけど札幌公演のセトリにほぼ毎回入っているので、正直マンネリ化しつつある気はしています。

 

好き! 雪! 本気マジック〜四角い地球を丸くする

ここからアンコール終了まで全曲雪ミクパート。この3曲は前回の雪ミクライブでトリを飾りました。『四角い地球〜』の「ねぇ、僕は空が飛べないし〜」というフレーズの振り付けが可愛いと去年Twitterで話題になっていた事もあってか、軽く歓声が上がっていたのが印象的でした。

 

雪がとける前に〜アイ

去年披露していなかった雪ミクテーマソング2曲を、それぞれ2016、2017のモジュールで披露!

もちろん今年のテーマソング『アイ』も2019のプリンセスモジュールで披露。

このサプライズのおかげもあるんでしょうけど、想像通りどれもまぁライブ映えする曲で。このアンコールは歓声とコールのオンパレードでした。やっぱり、しっとり終わるよりも大騒ぎして大団円でライブを終える方が個人的には好きですね。自分が普段全く騒がない、騒げない人間ってだけあって。

 

 

ライブ全体の感想

ミクの生まれ故郷である札幌に住んでいて良かった。心からそう思える大満足なライブでした。その中でも良い部分・悪い部分は感じるところがあったので、まずは後味が悪くならないように悪い部分から。

 

主に機材関係の話ですが、歌詞も聞き取れない程音割れしているのが気になりました。Zepp自体の問題なのか、運営スタッフが持ち込んだ機材が悪いのかはわかりませんが、明らかにスピーカーが音量に耐えきれてません。そして上部のモニターも何かしらの負荷に耐えきれなくなったのか、一部で映像が止まりかけていました。また、スモークの演出によりモニターの文字が全く見えない現象もあり。この辺りはリハーサルやゲネプロでどうにか確認できないものなのか…。

 

良かった部分としては、まずモニターの歌詞表示ですね。上記のような問題がクリアされればボカロの声を聞き慣れていない人がいる場合とか、初めて聞く曲があった際にこれがあるのと無いのとではかなり違うと思います。

そして何より特徴的だったのは初披露曲の多さ。賛否両論だったクリプトンモデルの使用率が徐々に上がっているのは何とも言えませんが、これからも幅広い選曲や演出が出来るならこの手法も全然ありだと思います。マンネリ化阻止=ボカロ文化の寿命延長!

 

 

まとめ

そもそもこのライブは雪まつりの勢いに乗っかって道外や海外から観光客を呼ぼうという意図で始まった部分が少なからずあると思うのですが、メリットは多分それだけではないと思います。

 

悪口とか言うつもりは一切無いんですけど、ボカロ自体がネット発祥の文化なので、あの会場には僕みたいに普段は家に引きこもりがちな人も結構いたはずなんです。社会と上手い具合にやっていけてなかったり、言いたい事も言えずに我慢して結局家で死にかけた顔しながら暮らしてる人間も中にはいるでしょう。そういう人がいる世の中だからこそ、このライブみたいに「ネット発祥の文化をリアルで体感する」系の企画はどんどん増えていいと思います。北海道は敬遠されがちなので特に。

既に雪ミク関連の企画は10周年を迎え、ミクファン達の「生きる希望」的な存在になりつつあると思うので出来る限り続いていってほしいですね…。

 

では、今回はこんな所で。

 

 

追記)僕と同じ様にディラッドボードが見えにくかったという方もいると思いますが、現地で映像収録も行われていたみたいなので、近いうちテレビなどで見られる日が来るような来ないような…?