モノミヤグラ

コンテンツ命な男のブログ

ボカロとの出会いを語る。

こんにちは。ブログ開始早々、大学のゼミ活動やら課題やらに追われ始め、先日の自己紹介記事で「暇」とか言ってしまったことを激しく後悔しているNegaです。

 

今回は僕の趣味の1つでもあるボカロとの出会いについて詳しく語っていく回にしようと思います。ボカロに興味がある人でも無い人でも、初心者でも上級者でも構わないので、よければ見ていってください。

 

 

BUMP×初音ミク

僕がボカロ(ミク)に初めて出会ったのは、2014年3月に見たこの動画でした。


BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU「ray」

 

僕はボカロを聞き始める数年前からBUMPのファンだったのですが、あれは確か『RAY』(アルバムの方)が発表された翌日あたりでしたかね。朝の情報番組で「バンプ初音ミクとコラボ!!」みたいなニュースを見て衝撃が走ったのを今でも覚えてます。

 

『RAY』リリース以前のバンプなんつったら、メディアの出演も必要最小限だしライブの演出も地味めで、何なら「硬派な省エネ系バンド」くらいのイメージでした。それがどこからともなく現れた「初音ミク」っていう「実在しないキャラクターの存在」によって一気に覆された訳ですよ。

 

案の定バンプファンの中にはこれでもかと叩く人もいたし、僕自身も「なんかいらん事してくれたなぁ」とか思ってました。でも試しにMVを見てみると、自分が好きなバンドの曲を流暢に歌うミクの姿に少し愛着のようなものが湧いていました。あの男だけで組まれた硬派なバンドには微塵も感じられない「可愛さ」「萌え」的な要素を持ち合わせた彼女が入ることによって、自分が好きなバンプの新しい一面も見せてくれた訳だし。

 

ところが僕が本格的にボカロにハマり出すのはそれから約半年後になります。

 

 

セカンドインパクト

確か同年の秋くらいに、バンプの東京ドーム公演に密着!みたいなドキュメンタリー番組がHNKで放送されたのですが、その中に一瞬出てきた初音ミク公式ライブの映像にこれまた衝撃を受けたのを覚えてます。

透明なボードに映し出された実在しないキャラクターワンマンライブをやっていて、その向かいには大勢の熱狂的なファン

はっきり言ってさっきのコラボMVより遥かに衝撃でしたね。もうこんな時代になってるのかと当時高校1年ながらに思いました。番組の放送が終わった後もその映像があまりに頭から離れなくて、ついに僕はYouTubeで「初音ミク ライブ」と検索する羽目に。

 

そして一番最初に目についた『ミクパ 2013 in Kansai』のフル動画を再生。衝撃はまだ続きました。本編全39曲のどれもが全く違う表情を持った曲で、さらにミク以外のボカロキャラが5人も出演するというとんでもなくバラエティに富んだ内容だったからです。現在は著作権の問題でその動画は削除されているのであまり大っぴらに言えることではありませんが、これを見るか見ないかでは僕のボカロへの関心度はまた違っていたと思います。

 


【HATSUNE MIKU】 39's Live Party 2013 in Kansai "秘密警察" 【初音ミク】

 

初音ミクのライブは多くのボカロPが作った曲を生バンドと共に披露するというスタイルなので、ここまでバラエティ豊富なライブは実在するアーティストではまず不可能なんですよね。3次元のアイドルが楽曲提供をしてもらうとは言っても依頼できる作曲者の数にはどうしても限界があるだろうし。

 

そんなこんなで僕のボカロ歴は始まりました。それどころかアニメやニコ動などのオタク的なコンテンツにも同時に手を出すこととなり、僕の価値観自体がここでひっくり返った気がします。世間から偏見を持たれているものも、蓋を開けてみれば全然悪いものではないという事にも気づかされました。

 

 

そして現在

ボカロにハマってからというもの、僕はライブの円盤やゲームを購入した他、『HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour』『SNOW MIKU LIVE 2018』と2回現地でライブに参加し、来年2月の『SNOW MIKU LIVE 2019』のチケットも既に入手しています。何回行っても飽きないんだこれが。

ミクの生まれ故郷である札幌に住んでて本当に良かったと思えるのが、雪まつりの企画が動き出す毎年のこの時期です。雪自体はいくら嫌いでも、この雪ミク関連のイベントがあるだけで雪国特有の閉塞感から何とか抜け出せます。

 

ここ数年でボカロは衰退しているだとか何だとか言われてますが、個人的にはボカロという文化が世界的に定着しつつあって、わざわざ話題にする必要が無くなっただけなんじゃないかと考えています。確かに新曲を漁ったり新しいボカロPを開拓するリスナーが減ってきたのは事実だと思いますが、音楽に留まらず視点を変えてみれば可能性はまだまだ広がっているはずです。バズる種はきっとまだそこら辺に落ちてるはず。

そしてその種を育てることが出来るのが不特定多数の人間に当てはまる。それが今日のボカロなのでは、と思ったり思わなかったりしています。